坂井先生の個人邸現場見学

• 2012年6月26日

 

前回の街並み見学、後半は坂井先生の個人邸の現場を見学させていただきました。
バスの中で工事前の図面と写真を見ながら、実際にどの様に出来あがっているのかを
各人がイメージして見学します。
まずは公園を借景に、和風と洋風のお庭が作られているお宅から。

このベンチの奥には、隣接した公園の木々が広がりを持たせてくれ、気持ちの良い風も運んできてくれています。随所に限られた敷地を機能的に使ったり、景色を広く見せたりする工夫がされています。

2軒目は、横長の敷地です。
写真の手前にはベンチがあり、座って眺めると正面に壁線があります。
壁線までの通路には、季節の花々が植えられ、年月を重ねてきたような素材使いにしっくりとなじんでいます。

工事前の図面からは想像し得なかったお庭に、生徒さんたちは驚きを隠せない様子。
都心の個人邸では、あまり広く取れない外構の部分をどう心地よい空間に演出できるかがポイントです。素材や通路の取り方、植栽の工夫など、坂井先生の現場では盛りだくさんのアイデアをもらえたはずです。

そして、この前の週末に坂井先生の手がけている「枯山水の庭」の現場にお邪魔しました!
埼玉県見沼区にある個人邸です。
「最近では珍しい大きな石を使って庭を作っているから、勉強になるよ」と声をかけて頂き、行ってびっくり!!普通の住宅街にこんな素敵なお庭が。

立派な「伊予の青石」や「秩父の青石」、「福島の鮫川石」などが滝口から迫力のある景色を演出しています。写真ではわかりにくいですが、滝口には姿の良い立派な「槇」が植えてあります。

石の間からは、山野草が繊細に顔をのぞかせています。

このお仕事は、近くの「マフィンパーティー」という卒業生が兄妹でやっているマフィン専門店の前の植栽を見て依頼が来たそうです。

残念ながら、「マフィンパーティー」さんはお休みだったので前でパチリ・。

坂井先生、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。