植栽ツアー 「武相荘」~「旧岸家住宅」

• 2011年9月19日

 

 

 今日は、E&G東京校恒例、「犬塚修司先生と行く・植栽見学ツアー」でした。個人的には3ヶ月振りの参加で、町田市の「武相荘」と厚木市の「旧岸家住宅」を見学して来ました。

 「武相荘」は、昭和の偉人“白洲次郎・正子”夫妻が暮らした古民家を2001年10月から一般公開しています。
“雑木林”に囲まれたこの環境を次郎氏が気に入り、昭和18年から住み始めたということなので、住居(古民家)は既に建てられていた訳ですから、築後70年以上。

 そして、去年は無かった、次郎氏の愛車(1916年製)が…

 小田急線「鶴川」駅から「武相荘」までは、近郊住宅地として開発済で、お隣には“ユニクロ”、道路の向かいには“コメダ珈琲店”があります。この場所でこの環境を残して行くというご親族のご苦労は、計り知れません。「昭和のノスタルジー」に浸りたい時には、是非。

 午後からは、厚木市の「旧岸家住宅」へ。

パンフレットによると、なんと、明治24年(1891)建築。120年前!。明治憲法が成立し、いよいよ日本が本格的な軍事国家へと移行していく、その頃に建てられたそうです。こちらは、ご子孫から平成10年に厚木市に寄付されて、翌年に文化財指定。古民家ファンには堪らないスポットでしょう。

 庭園も、当時の面影を残していて迫力充分。特に、庭石は、青石や赤石など、富豪の庭らしい贅沢な使い方でした。

 温故知新。必ず、新しい発見がある「植栽見学ツアー」。今日も、生徒以上に満喫させていただきました。謝意謝意。