庭園見学授業 デザインコース編

• 2011年7月24日

 

 

 昨日は、E&Gデザイン土曜日コース受講生の皆さんと、「庭園見学授業」に行って来ました。デザインコースの開講は週1回のため、受講生の方々と顔を合わせる機会は、全日制コースと比べると、どうしても少なくなってしまいます…。昨日のような見学授業は、受講生の皆さんと過ごせるので、毎回、楽しみにしています。

 昨日は、“都内に現存する、住宅の中から庭園を鑑賞できる”場所、ということで、「旧朝倉家住宅(渋谷区)」と「猪俣庭園(世田谷区)」の2ヶ所を見学しました。現在のデザインコースは、「ガーデン設計&プラン(担当:犬塚修司先生)」の中盤を迎えています。
 当日の天気は、台風一過の影響で、「晴れていて風がある」という、屋外で過ごすには、これ以上ない“見学日和”でした。

 「旧朝倉家住宅」は、全日制コース授業と植栽ツアーを合わせて、何度も見学していますが、その佇まいは、相変わらず“圧巻”でした。

代官山」という一等地に現存する和風建築(大正8年)と庭園が織り成す“ノスタルジックな空間”。樹木が作り出す“緑陰”を通って吹き込んで来る風の心地良さ。“高気密・高断熱”って、本当に大切なのか?と思わされます。

 このまま、夕方まで涼んでいたい、という受講生の意見も聞こえてきましたが、次なる見学場所へ移動。駅に向かう途中で、「庭園鑑賞しながらランチできる」という立看板を見つけました。お店の方に聞くと「Openして3ヶ月」とのこと。全員一致で、こちらで昼食を取ることに。店名は“coconara cafe”。いわゆる、奈良県のアンテナショップでした。数あるランチメニューの中から、“ココナラバーガー”なるオススメメニューをチョイス。鴨肉と奈良漬けのソースが、相性バッチリ!

ご馳走様でした。

 満腹になったところで、東急線/井の頭線/小田急線を乗り継ぎ、「成城学園前」駅から次の見学地「猪俣庭園」へ。
 住宅は、建築家・故吉田五十八氏の作品で、現在は、世田谷区が管理しています。“杉苔”で覆われた庭園を室内から鑑賞できる、都内屈指の庭園鑑賞スポットです。

名建築物から眺める“杉苔の庭”、癒されます。ただ、“杉苔”は、強い日差しが苦手なため、この時期は、お庭全体を保護するためにシートで覆われていますので、ご注意を。

 2ヶ所とも、日本建築+庭園鑑賞という、犬塚先生の知識が炸裂する要素が揃っていましたので、受講生の皆さんも“授業の醍醐味”を充分に味わっていただいたのでは無いでしょうか?
 

今日は、「セントくん」の実物(?)を初めて目の当たりにして、1人ではしゃいでしまいました。謝謝。