植栽ツアー「東山魁夷記念館と向島百花園」

• 2010年10月17日

 

 本日は、月イチ恒例、犬塚先生と行く「植栽ツアー」の日。『東山魁夷記念館』と『向島百花園』を見学しました。
“東山魁夷”は、文化勲章も受けている日本画家で、記念館は、千葉県市川市中山にあります外観は、下の写真のように、到って“洋風”。日本画家なのに、何故、“洋風”なのか?と、違和感にも似た疑問を感じたのですが、学芸員さん曰く、東山魁夷は、その昔、ドイツに留学していた事があり、ドイツからも勲章を贈られているそうです。そのため、建物は「ドイツ風」にした訳ですね。納得です。
 敷地内には、「kaiiの森」と名付けられた庭園が設けられていて、シラカバやコニファー類など、「欧風」をイメージした植栽が中心でした。
 今日は、最寄駅の京成電鉄「京成中山」駅に集合し、記念館に向かったのですが、途中に「中山法華経寺」という、日蓮宗大本山の古刹があって、こちらも雰囲気丸出し。境内には、“五重塔”や“四足門”など、“重要文化財”が目白押し。帰ってネットで調べたところ、鎌倉時代に日蓮上人が開山したと書いてありました。下総中山の歴史、恐るべしです。
 昼食(犬塚先生のご希望で、お好み焼きを。)後、京成電鉄にて、「曳舟」へ。次の目的地、「向島百花園」に向かいました。「向島百花園」は、庭園というよりも、四季折々の植物が鑑賞できる植物園的な施設です。園内の至る場所から、建築中の「東京スカイツリー」が“借景”として眺められます。来場者も増えそうです。
 そういえば、東山魁夷は、絵画だけでなく、様々な“言葉”を残していて、どれも、心に沁みる言葉でしたが、敢えて一つだけ…「人はみな旅人である」。以上、本日の、“旅人たち”でした。