植栽ツアー「山ノ手の庭園巡り」

• 2010年8月22日

 

 学校が夏休みだったので、更新するような出来事も無く、10日以上も空いてしまいました・・・。と、苦しい言い訳でスミマセン。全日制コースも後半戦開始。ブログ更新も気張ります!
 さて、今日は、月イチ恒例の「犬塚先生と行く、植栽見学ツアー」に行って来ました。相変わらず、茹だるような暑さの東京ですが、元気に「目黒通り」を闊歩してきました。
 「目黒」駅周辺には、庭園見学スポットが「目白押し」。江戸時代、参勤交代で地方から上京した大名が「滞在」するための屋敷(いわゆる江戸屋敷)が、集中していた「目黒・白金台」。先に発展していた商業エリアの「下町(江戸城の東側)」に対して、大名の江戸屋敷が立ち並んだのが「山の手(江戸城の西側)」。その中でも「目黒・白金台」は、その代表的な地域です。
 本日、最初に訪れた「八芳園」の場所には、徳川家康の直臣旗本だった“大久保彦左衛門”の屋敷があったそうです。彦左衛門は「三河物語」の作者としても有名な人物。そんな事も踏まえると、八芳園の充実した日本庭園にも、妙に納得してしまいます。
 犬塚先生お薦めの「刈り込み」。庭の稜線と刈り込みが一体になっていて、「つながり」が感じられる(そうです)。東屋から池を眺める。サルスベリの赤花が水面に映り込み、夏らしさを感じます。
 八芳園を満喫した後は、隣の「東京都庭園美術館」へ。こちらは、昭和の皇族、朝香宮家の所有地でした。現在は、庭園の隣接した美術館として一般開放されています。
 最後は、「目黒雅叙園」へ。昭和3年の創業時には、純粋な日本建築の建物でしたが、現在は、高層ビルへ変貌し、屋根の下に日本庭園が作られています。「室内」に作られた庭園は、まるで、「模型」を見ているようでした。圧巻。屋外に残された庭園も、よく見ると、突き当りが「写真」になってます。これも、ある意味、「庭園手法」と、言えなくもありませんが・・・室内の和風ディスプレイ。海外からのお客さんには、受けるんでしょうね。
 今日は、エリア限定で移動距離も短く、暑いときの見学としては、大変ありがたいコースでした。犬塚先生、参加した皆さん、お疲れ様でした。