園芸実習レポート

• 2009年7月22日

 

前回の投稿から、いたずらに時間が経ってしまいました。「ブログは毎日更新するもの」というのが一般常識なんでしょうけれども、お恥ずかしい限りでございます。とはいえ、反省の色も無く、今後も「マイペース」で書き込んで行きますので、よろしくお願いします。

 さて、今日は、全日制コースの屋外授業として「園芸実習」を行ってきました。「園芸実習」は、今年度からカリキュラムとして取り入れました(卒業生の皆様には陳謝)です。「エクステリア&ガーデン」の要素として最重要なのが、言うまでも無く「植物全般」の知識。エクステリア&ガーデンでは、従来、植物を「樹木」と「草花」に区別して扱うことが多く、当校の場合、どうしても「樹木知識」を優先していたので、兼ねてから「草花を使う園芸実習」を取り入れたいと検討していたところ、ガーデン設計担当のT先生のご紹介で、「大嶋先生(実野里ガーデン)」に今年から授業をしていただくこととなった次第です。6月と7月に実習を行いました。実習地は、実野里ガーデン様の敷地内をお借りしています(実野里ガーデン様は、とにかくガーデニングファンの方には、堪えられない場所だと思います。是非、ホームページでご確認を)
 今回の目的の一つが、「草花を植え込んで一ヵ月後の姿を知る」ということ。敢えてメンテナンスをせずに、草花が自然に成長する状態を確認することにありました。まず、先月の実習で、草花を植え込んで「花壇」を作り、そして、一ヶ月後の本日、改めて「花壇」の状態を確認した訳です。草花が成長して、かなり良い雰囲気になっている姿をイメージしてましたが、さにあらず。そこは「花壇」という名の「雑草」スペースと化していました。大嶋先生曰く、この時期は、雑草類の成長が早いので、当然といえば当然だそうです。しかし、丁寧に雑草を抜いて、きっちり剪定して、素敵な花壇を復活させました。

 午後からは、男性チームと女性チームに分かれて、コンテナ/ハンギングの寄植えをしました。テーマを決めてから、イメージを膨らませて、それに適した草花を選ぶ。生徒が個々に作ったので、「個性」もはっきりして、見ている方も楽しい授業でした。あくまでも個人的な感想ですが、この手の作り込みは、女性の方が上手なようです。きっと、明確な理由がありそうですが、これ以上、深堀りしません。

 今日は、一日中「雲り」だったので、作業がしやすかったのと、何と言っても、「皆既日食」が肉眼で見れるという、素晴らしい「オマケ」付き。Iさん、「日食メガネ」、Good Jobでした。

 今回の園芸実習は、日比谷ガーデニングショーや11月からの庭園制作に活かせる、充実した授業だったと思います。大嶋先生、実野里ガーデンの皆様、ありがとうございました。