植栽ツアー 鎌倉紀行

• 2009年6月22日

 

 季節は、すっかり梅雨ですね。今日の全日制コース授業は、「園芸実習(実野里ガーデン様)」だったのですが、見事に午後から降られてしまいました。今年の屋外授業(見学・実習)は、全て天気に恵まれていたのですが、今日は、今年度初の「雨天決行」でした。園芸実習は、来月も行うので、その時に合わせてご紹介したいと思います。
 さて、昨日は、今日よりも数段「雨模様」でしたが、E&Gアカデミー・恒例の植栽オプションツアーの日だったのです。既に、前日の夜から雨足が強くて、翌日も確実に雨だと諦めてはいたものの、一縷の望みを抱いて就寝。なにしろ今回は「東の古都・鎌倉の名刹めぐり」、絶対に外せないので、「雨の鎌倉こそ風情があるよな」などと、自分に言い聞かせ、昨日は傘を差して「いざ鎌倉」。JR北鎌倉駅で集合し、まずは「円覚寺」へ。お隣の明月院とセットで「アジサイ」を楽しみにきている一般客を掻き分け、雨足が強くなったら仏殿の軒下で雨宿りしながら境内見学。「円覚寺」は、本格的な方丈庭園や虎頭岩の池など、庭園ファンも納得の名刹です。午後は、昼食後、浄明寺境内の奥にある「石釜ガーデンテラス」へ。大正時代に建てられたという「ある華族の別荘」を再利用したレストラン。本場英国のガーデンデザイナーが設計した「イングリッシュガーデン」を眺めながら食事が楽しめる、「鎌倉=日本庭園」という既成概念を崩される場所です。ドリンクだけでも庭園が見学できるので、洋風の庭園が好きな人にはバッチリ。石釜ガーデンテラスで昼食をした後、往路をそのまま戻って、浄明寺内の「喜泉庵」で日本庭園を眺めながら抹茶を喫して帰る。和洋の庭園が一度に味わえてしまう、「浄妙寺」。恐るべしです。最後に、閉門時刻に滑り込むように、竹林で有名な「報国寺」を見学させていただき、帰る頃には、雨もすっかり止んでいました。やっぱり、鎌倉は、いつ行っても良いところです。個人的には、大満足の一日でした。