「室礼」 この言葉、ご存知ですか?

• 2009年6月8日

 

「室礼」・・「しつらい」と読みます。この言葉が読める/知っているという方(もちろんE&Gアカデミー卒業生は除く)は、日本文化に深い造詣を持っている「かなりの日本通」でしょう。寄物陳思(物に寄せて思いを述べる)という、日本人古来の「コミュニケーション・スタイル」。神様やご先祖様に祈り、願いをささげる季節の「室礼」、来客を持て成す時の「室礼」、家族で過ごす時の「室礼」。日本人が大切に育んで来た「ジャパニーズ・オリエンテッド」な伝統を知ることは、日本人にとっての「庭」の在り方を知ることにもつながります。

 全日制コースでは、例年、「室礼三千」の山本三千子先生にお越しいただき、「室礼」についての特別講義をお願いしています。まずは、日本文化の原点である「陰陽五行説」や「自然共生文化」の歴史的な意義を、丁寧に説明していただき、予備知識が入ったところで、後半は、実際に床の間などに飾った「室礼」のスライド写真を見せていただきました。どの飾り付けにも「奇物陳思」の思想があり、まさに日本的な造形美の完成品なのですが、アートとして鑑賞するだけでなく、その「意味」を知ることで、より身近に日本文化を感じることが出来るんですね。今日、先生から「古典とは限りなくモダンである」というお言葉をお聞きしました。何事も「温故知新」なんですね。昨今、「和風」デザインが多くなっているのも納得しました。

  さて、更に興味をお持ちの方は、是非、「室礼三千」のホームページをお読みください。面白いですよ。